フラットワイヤー（平角線）を使用することで、銅体の占有率を高くすることができ、放熱性の向上や、広い周波数域のノイズカットが実現できます。
複数のコアタイプがあり、多数のバリエーションを取り揃えております。

以下、その他コモンモードチョークコイルとの性能比較表となります。

表は右にスクロールして全体をご覧ください。

タイプ	外観	巻線数	ノイズ除去範囲	ノイズ除去範囲例	放熱性	定格電流 （使用限度電流）
トロイダルコア品		やや少ない	狭い	Under -40db： 50kHz ～ 400kHz	高い	高い
通常の丸線品		多い	一般的	Under -40db : 80kHz ~ 2MHz	一般的 ※巻線が多い	低い
フラットワイヤー品 （例：SQ1918）		少ない ※平線で密度が高い	広い	Under -40db : 100kHz～4.5MHz	非常に高い	高い

フラットワイヤー品のコモンモードチョークコイルは巻線が通常の丸線と比べ平線で重なりが少ないため、電流による磁束は打ち消し合い、磁気飽和が起こり難くなります。
結果として熱の発生が少ないため、大電流が流れる電源ラインのノイズ対策にも有効です。